biography

丹野めぐみ略歴

丹野めぐみ

1978年千葉に生まれる。5歳よりピアノを始める。ヤマハ教育を経て12歳より洗足学園大学付属中学校音楽コースに入学し、本格的な音楽教育を受ける。ピアノを三瓶弥生氏に、ビオラを伊藤正氏に、和声を篠原真氏に師事。同高等学校音楽科ピアノ専攻入学後、歌曲伴奏法、オーケストラ演習などを通じてクラシック音楽の楽しさに目覚め、1997年東京藝術大学楽理科に入学。入学間もないころ、ドイツ・リートの巨匠エリー・アメリング氏のコーチを見学する機会に恵まれ、歌曲伴奏(主にドイツ・リート)を本格的に志すようになる。ピアノを関孝弘氏に師事。それと平行して民族音楽学、とくにアジアの音楽(ガムラン、シタール、雅楽、三味線など)に見識を深めることで「クラシック音楽」に対する自分のスタンスを確立していく。1999年故小島芳子氏との出会いにより、今までの音楽観に決定的な方向を与えることになり、「フォルテピアノ」の世界へ没頭することになる。2001年に土田英三郎氏指導のもと、エマニュエル・バッハの論文を提出し学士卒業。

2000年の夏に参加したベルギーのフォルテピアノ・マスタークラスで、バルト・ファン・オールト氏のハイドン演奏に深い感銘を受け、渡蘭することを決める。2001年から2007年の6年間、デン・ハーグ王立音楽院古楽科フォルテピアノ専攻として在籍し修士卒業。またこの間オランダの巨匠スタンリー・ホッホランド氏に3年間師事し、徹底した楽器奏法を習得し演奏解釈を深める。

世界のメジャーな古楽コンクールの上位入賞も多く、2007年ベルギー・ブリュージュで行われた国際古楽コンクールフォルテピアノ部門(ソロ)セミ・ファイナリスト及び入賞、2008年イギリス・ケントにておこなわれたジョン・ケール・アワードにて最優秀伴奏賞受賞(アンジェリーク・ピュレロ氏(ソプラノ))、2009年オランダ・アムステルダムで行われたファン・ヴァッサナール・コンクールにて優勝を飾る。(アントニオ・ピリコーネ氏とのフォルテピアノ・デュエット「テンポ・ルバート」)

アントニオ・ピリコーネ氏との「テンポ・ルバート」はオランダを中心に活躍するフォルテピアノ・デュエットであり、2009年10月にはオランダのメジャーなテレビ番組Vrije Geluidenに取り上げられ、Nederland1で数回放映された。また優勝後はオランダのクラシック専用ラジオRadio4に決勝時の演奏が取り上げられ話題となる。またイタリアのRadio Tre Suiteにも放送される。2010年10月にベネルクス3国での優勝記念ツアーが開催される。

東京藝術大学大学中より、世界各国の音楽シーンにて活動を繰り広げているが、その主なものとして、

1999年
・北京中央音楽院交流演奏会
2000年
・ベルギー・ゲントにてフォルテピアノ・マスタークラス受講(マルコム・ビルソン氏、バルト・ファン・オールト氏に師事)
2002年
・ドイツ・デトモルト音楽大学交流演奏会
2003年
・イタリア・ヴィラ・メディチにてマスタークラス受講(マルコム・ビルソン氏に師事)
2005年
・王立音楽院の助成を得てアメリカ・コーネル大学にて研鑽を積む(マルコム・ビルソン氏、デービット・ブライトマン氏、アンドリュー・ウィリス氏に師事)
2006年
・寺神戸亮氏指揮モーツァルト・ピアノ・コンチェルトのソリストとして抜擢されオランダ・ライデン大学にて演奏
・パリ・ラトビア大使館にて演奏(バイバ・バルトケビッチャ氏(ソプラノ))
・オランダ・ユトレヒトのフレーデンブルグにてピアノ・カルテットを演奏
2007年
・オランダ・ハーグにてムジカ・アンティカの招待を受けピアノ・カルテットを演奏
2008年
・オランダ屈指の名門De Nederlandse OperaやAmsterdam Barok Operaにて研鑽を積む。
・ドイツ・ハノーファー音大にてツヴィー・メニケー氏のレッスンを受講
・横浜みなとみらいホールにて演奏(アントニオ・ピリコーネ氏(フォルテピアノ))
2009年
・横浜みなとみらいホールにて演奏(ホセッチュ・オブレゴン氏(チェロ))
・洗足学園高等学校にてフォルテピアノについてレクチャー
・東京オペラシティ リサイタルホールにて演奏(ホセッチュ・オブレゴン氏)
・イギリス・ノーウィッチにてソロ・リサイタル
・東京オペラシティ 近江楽堂にて演奏(アントニオ・ピリコーネ氏)

また国際音楽祭にも多く出演し、2003年から2007年までの毎年、計6公演をオランダ・ユトレヒト国際古楽音楽祭フリンジシリーズにて招待を受け演奏。2004年にはスペイン・バルセロナ国際古楽音楽祭フリンジシリーズに招待され演奏し好評を博す。

日本では北とぴあ国際古楽音楽祭参加公演に2年連続抜擢され、2007年エリザベス・ドビン氏(ソプラノ)と、2008年アントニオ・ピリコーネ氏(フォルテピアノ)との演奏は絶賛された。

チェロ奏者ホセッチュ・オブレゴン氏とも積極的に活動をおこなっており、ベートーヴェンのチェロ作品を集めた録音を2010年度にアムステルダムで行う予定である。

多岐にわたる室内楽奏者としての活動の傍ら、ソロ活動にも力をいれており、あまり知られていない中国人作曲家の作品をテーマにした演奏会をStichting Worldwide Musician主催のもとオランダを中心に精力的に続けており、今後もさらに多方面での活躍が期待される。

2003年より、1815年ルイ・デュルケン・モデルのフォルテピアノ(ノイペルト社製)愛用。

2008年、新人オーディション優秀賞に選ばれ、及川音楽事務所所属。

2009年より全日本ピアノ指導者協会正会員(PTNA)として後進の指導にもあたっている。