フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

音楽家っていうこと

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 今日は、連載は明日に回すとして、今日いった演奏会の感想!

 今日ご招待いただいたのは、「中村健佐さんの浜離宮コンサート」でした。プロストリートミュージシャンというからには、結構ガンガンやるのかなとおもったら、すべて癒し系の曲で、またピアノの田口さんという方のピアノがめちゃくちゃうまいし(シンセもよかった!)、息のあったDUOをきけて、心からリラックスできた一時なのでした。会場全体も、普段のクラシックのコンサートより落ち着いた雰囲気でした!
 浜離宮を埋め尽くすお客様をみて、「どうしてそんなにたくさんの人のハートをつかめるのか」ということを、ちょっと考えたりしたのですが、音大を出て、まじめ~~に「お勉強」、そしてなんとか門下のどーのこーのという感じで音楽をやってきていない分、やはりマジョリティーの気持ちを鷲づかみにしやすいのかな。みんなが入り込みやすい音楽を、ニーズにあったものを提供されているなと。演奏も、「自分らしさ」というのがあってとてもよかったと思います。お客様とのコミュニケーションも大事になさっている印象がありました!
  音大はいる前には、みんなそういう気持ちもっていたと思うのだけど、勉強していくと、「勉強」になっちゃう??でも音楽は感性のものだし。。??でも特に私のやっている「古楽」という分野では、研究が基本だし。。ううー。。コンガラガル。。今日のピアニストの方は、クラシックが基本にありながら、かなり柔軟にいろいろなことが出来る人の音色や音の滑らかさに、すばらしいセンスが光っていました!
 なんにせよ、お客様と一体になれる音楽会、そういうのを目指してがんばるのであります!私のやっていることは、研究結果を最後はちゃんと感性で伝えられるようになるまで追い込んで、ろ過していくことなのかな。明日はちゃんと連載続けられるはず。(ネタはあるのですけど、ちょっと時間が欲しいです!)

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