フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

演奏会前のティータイム(2) ラウッツィーニ

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 さて、9月に突入!各方面から毎日いろいろなお便りを頂き、とても感謝しております!ありがとうございます!
 今日は、ちょっとうれしいお知らせです!10月3日オランダの由緒あるコンサートホール「コンセルトへボウ」にてTVレコーディング、インタビューを「テンポ・ルバート」が受けることになりました!どんなふうになるのやら、今からワクワクしております。前回オランダのテレビで放映された演奏は、YOUTUBEにてご覧になれますのでぜひ!http://www.youtube.com/watch?v=eoDVTvCwEgY

  この演奏にもあるヴェナンツィオ・ラウッツィーニ(1746-1810)は、作曲家でありながら、「カストラート」(男性ソプラノ歌手)として、まだ10代であったモーツァルトの心を熱くした、異色の人物。モーツァルトのオペラ「ルチオ・シッラ」のミラノ初演を飾った男性でもあります。イタリア人でありながら、その後イギリスで活躍し、彼の多くの作品はロンドンで出版されました。ハイドンが彼のヴィラを訪れたことも有名です。ちなみにこの曲も1783年にロンドンで出版され、「プリモ」の軽やかなメロディー、いたってシンプルなハーモニーのなかにキラめく音色、そしてアントニオの絶妙な即興もまた聞きどころのひとつです。

 この写真は、この前のオランダで最終日に、とある大邸宅からバスに乗るときに逃してしまい、途方もなく歩いている途中にとったもの。でもこの光を見て、心がスッとなったというか、人生もこれから!って、前向きな気持ちになったりして、太陽の恩恵を感じた瞬間でした。自然に触れる、そういう瞬間に触れるってことはとっても大切なひとときですね!

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