フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

オランダでのこと そして復活祭

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 今日は久々にオランダでお世話になった友人と会いました!日本に帰ってきたばかりで、途中で英語やらオランダ語やら飛び交うのですが、まあ、最初の数年はやはり時間がかかります。彼女の場合は10年以上、人生のほぼ半分をオランダで過ごしたわけですから。日本ではなんとなく目に入ってくる情報の多さにいっぱいいっぱいになったり、周りの人々が大事にしているものとか、話す話題が全然ヨーロッパと違ったり。。いや日本でだってたまーには腹を割ってはなせることもあるんですが。周りの尊敬する先輩や同僚やらをみると、みんな一からのスタート。周りの目だって最初は気になる。じゃあヨーロッパでの成果をみせて!っていう目線でコンサートを乗り切らないといけないわけですから。でも数年経つとみんなそれぞれの分野で少しずつのびのびとうまくやれるようになっている。そこまであきらめず、日々を大事にしていくしかないんだなと皆様の活動から教えられる今日このごろ。彼女に今日伝えたことは自分にも同時にいっていたわけです。

 この復活祭の季節、オランダに春をもたらす花、クロッカス。久々にちょっとみたいなとおもって、写真探しました。これがさささっといきなり出てくると、心なしか人々の足取りも軽くなって、春がもうそこ!という雰囲気になります。それと復活祭(イースター)の時期になり、友人音楽家らはみんなマタイ受難曲のシーズンで駆り出され、私らフォルテピアノ科はどうするんだろうーと思っていたら、ハイドンの「十字架上の最後の七つの言葉」というのを学生ひとりひとりに振り分けて、みんなで弾いたわけです。曲がシンプルな故、ひとりひとりの個性がでてて、とても面白かった!

 写真はデンハーグの駅前と、駅から近くの美術館、議会エリア。路面電車からこの景色を飽きずに見たものでした!

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