フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

ちょっとウイーンのこと

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 Stephan Dom_R.JPGMozart house_R.JPG

 

 春らしい風が吹いたって巷ではなってますけど、結構寒く感じられたのは私だけでしょうか。。今日は朝練習の後はチューニング。久しぶりにはまったチューニングができたかなって思っています。明日からの練習がまた楽しみ。

 今日は10日のコンサートのプログラムノートを書いていて、1786年、「十字架上の七つの言葉」が最初管弦楽版だったなと思ってみてたら、モーツァルトの「フィガロの結婚」と同じ時期なんだ!と思ってたので、少しウイーンのことを思い出しました。去年ひとりでウイーンへ行ったときにモーツアルトハウスからの眺めを見ていて、モーツァルトはこの窓辺で何を思って生きていたのかな~と思ったら何か深い気持ちになりました。彼は幸せだったのか、人生を楽しんでいたのか。。派手な生活だったんだろうなと思わせるものがいくつも並んでいたけど、そういうものでは到底埋められなかった彼の深い闇の部分。。なんていうのがあったんじゃないかなと音楽からは察します。ここでフィガロは生まれたんだなと思うと、自分にとってゆかりのあるフィガロもまたもう一回ききたい。特に最後の第二ヴァイオリンの部分。素晴らしすぎる。

 写真はシュテファン大聖堂と、モーツァルトハウスからの眺め。モーツァルトも見ていた景色。

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