今日はまた大分寒くなって、冬物に戻ってしまいました。そして今日はお祝いで銀座の大人の隠れ家的フレンチで、本格的なフランス料理を堪能してきました。シェフの味からは、なんとなくハイドンを思い起こしました。形式を重んじるんだけど、その中で自由自在に自分の色を出してゆく。ひとつひとつの素材を大切にして紡ぎだしていく味は、なんとなくパパハイドンのあの、素材そのものいかしながら遊び心がある感じと、ふと似ているなって。
今日は久々にモーツアルトの歌曲をひも解いて、4月14日パイオニアさんで行う演奏会の準備をしていたのですが、モーツアルトの音楽は、最初っから、「え、そうくる?」というカウンターパンチや、途中で、「あ、そっちいくんだ」っていう、ころっころ変わっていくいたずら心がのぞくんですね。歌曲の場合は、もっともっと小さな世界なのですが、そのなかでこれだけ万華鏡の世界をみせてくれるのってすごい。ベートーベンになれば、もう形式はどんどんあてはまらなくなっちゃって、それを超えたファンタジーが形式を凌駕していってしまう。。
ピティナのホームページ「今週の一曲」に前回北とぴあ音楽祭で行われたクレメンティの作品の映像が紹介されております!4月14日のピアノと同じですので、ご参考までにご覧いただければ幸いです!(二台の映像ですが、そのうちの一台を持っていきます)
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