今日はすごい風でしたが!練習はちゃんとできました。今は必死でプログラム書いております。桜の花吹雪の下を自転車で通過しましたが、悲しいというよりも、空気が澄んでいたので、逆に凛とした気分になれました。
書いていると、いろんなことが浮かびます。ウイーンへ行って、一人でオペラを見て、そのあと、人間観察をして、ふとさみしくなって夜の街をひとりで歩いてみたりとか。。あの町特有のなんともいえない物悲しさ、はかなさをひしひし感じた瞬間を思い起こしてみたり。でも、そういうのってシューベルトの音楽やるときには特に必要かも。至るところにちりばめられている三連符の歌い方が違ってくるかなって思っています。本当に、やっぱりすごいなって。「魔王」のときみたいに、それは、馬が走っていくリズムにもなり、連弾曲「人生の嵐」では、もうPPPのところで、完全に彼岸の世界からの便りみたいなふうに響いたり、「幻想曲ヘ短調」でも人生のどうしようもない流れに対抗する三連符だったり。。そのバリエーションの豊かさから、いかにシューベルトが全魂を注いで生活のあらゆる場面を音楽にしていったんだなって、そう読み取れるから、やっぱりすごいな。メッセージが濃いなって。だから、マスターピースって、人生の節目節目で、しっかりやっていきたいし、その分、たくさんたくさんやることが増えていきます。だから、とても楽しい!
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