いやいや、ご無沙汰してしまいました!
金曜、土曜と、18世紀オーケストラ@トリフォニーホールで、さまざまな出会いあり、感動あり、そして、音楽のあまりの素晴らしさを、全身全霊で受け止めた夜でした。会場すべての人が大満足で、そして少しさみしく会場を後にしたのが、とてもとてもなんとも言えないセンチメンタルな気分にさせて、嵐の雨の中でもあの音、至福の時を思い返しながら帰宅しました。
まずは金曜日、ショパンコンクールの覇者、ユリアナさんを迎えてのショパンのピアノコンチェルト。その前にモーツアルトの40番交響曲。このコンビネーションがなんともいえず、しびれました。モーツアルトの音楽のロマン的な部分が、妙にいい形でショパンへと引き継がれていて、普段あまり意識することのないこの二人の音楽のつながりをすごく耳で味わえたし、また18世紀オーケストラのそれぞれが自由なのに、みんな家族みたいだから、結果ぴったり息が合ってしまう!その自然さ、その自然な流れがもう本当にすごかった!しかもモーツアルトがいかに前衛的だったかもわかったし、逆にショパンの古典的な部分にも目が(耳がかな?)いきました。そして、もちろん、圧巻のピアノ演奏!知的な、ストイックなショパン。今まで聴いたことのない、自我に埋もれていかない、理性的なショパン。あ~もう一回生でききたい!楽屋で最後お見かけしましたが、とても小柄なチャーミングな方でした!でも演奏はとてもダイナミックで、生き生きしていて、久しぶりに開眼いたしました!
そして、たくさんの大切な友人や、オランダ時代にお世話になったフォルテピアノの方々、お仕事をご一緒させていただいたオーケストラのメンバーの方々に思いがけずあえて、本当に本当に幸せでした!そして、幸運にも、最終日のチケットが降ってきて、また土曜日にいってきました!そして、最初のシューベルトの「未完成」の出だし、コントラバスのところで、もう本当に深く、はかなく、そして強く、迫ってきました。もう涙が出て出てしょうがなかった。。アンコールの一曲目のバッハも本当に本当にこれ以上ない深さで、会場全体がしんみりしちゃって。。でも、きっとマエストロはそれをわかっていたのでしょうね。最後はシュトラウスで締めくくられていて、みんなの気持ちを和らげてくれました。そんなところも、音楽への、聴衆への、今という時に対する、感謝感謝の気持ちがあふれていたような気がします。
書き出すととまらないんですが、とりあえず、明日からシューベルティアーデのお二人が東京へINなので、準備します!
あと、一つアテンションですが、4月14日、銀座パイオニアさんでのライブは、13時30分開演は、私を通してお申込みされた方、16時開演はパイオニアさんをとおして抽選でご希望されたかた(締め切りはもう終わっています)ということで、わかりづらいのですが、お間違いのないよう、よろしくお願いします!
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