フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

雨のなか小さな街を歩く

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  今日は朝から来週日本へ戻る飛行機を決めて、そしたら急にこの小さな街をより知りたくて、歩いてみたくなった。外はポツポツ雨だったけど、気にせず歩いて20分。リーエンドルフという街にでる。いつもトラムから見ているはずの景色も、歩けば驚くほどの発見がある。小さな郵便局の跡がヨガ教室になってたり、小さな街でもツーリストインフォメーションがあり、ひたすらコンサート情報を集める。お目当ては先日もお世話になった、雑貨屋。ドイツ語の練習をしたくて入ったお店だったけどそこは生活支援センターで、なかでも中南米の女性がつくるハガキが魅力的^_^小一時間ほどみて、お店のお姉さんとお話しして外にでるとすごい雨。ササッとトラムに乗り込み自宅へ。珍しく長く歩く気、満々だったのに!

  練習に戻って、今日はまずは東京での5/13のプログラムを復習。今日の新たな発見はなんだろう、早いパッセージを弾く時に次から次へと力を上手に手や指の中で橋渡しをしてくような感覚かな。力ずくでなく、謙虚に、でも流れのなかで。それから5/29のフィンランドでのプログラム。堀江さんのソロ二曲とベートーヴェンのソナタ作品54とバガテル作品33。ショパンのエチュード二曲と、プレリュードの四曲。今日はやっと「雨だれ」の気分で、弾いてみたけど、またここから再出発という様子。有名な曲だけに、より当たり前じゃない、新しい発見が必要!また明日再チャレンジ!それから香港でのプログラム。モーツアルト、シューマン、シューベルトの連弾曲。やっとモーツアルトの音が滑らかかつ生き生きしたものに少し近づいた。後期の作品だけあって、やはりシンプルななかに、全てが凝縮されていて、一筋縄ではいかない。

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