フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

July 2016Archives

No Pain, No Gain

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 今日はなんだかだるくって、それでも練習し、歯医者さんもいき、案の定歯茎も調子悪く、涙です。

 お昼寝を久々にしたらすぐ快調!練習も二度いきました。モーツアルトとシューベルトの一楽章ずつが、やっと視界にクリアに見えてきました。まだまだですが、大きな砦を超えたような気がしています。

 上海では、レクチャーコンサートも一コマいただいたので、バッハのマタイやヨハネを例題に、アフェクテンレーレについて簡単に説明してみたいと思います。

 そこで気づいたのは、やっぱり作曲家の音楽を一音一音自分の身体で感じるということです。

 一音一音くみ取るから、そこにラインができる。息の流れとも言えますね。

 その時空を自分の体で生きること。

 それができると、楽しくなっちゃいます!

 文章なんかもそうですよね。

 その人の身体とか息遣いが見える文が好きです!

 シュシャオメイさんの本を読みながら、出発に備えたいと思います!

 タイトルは、今日読んだ石角完爾さんの本からいただきました!

 何かを得るには何かを犠牲にしないと得られない。

 今は身体が少し押されてますが、気力は充実しています。でも無理のないように休みつつやってまいります。

ディシプリン!

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 今日も過ごしやすい風が吹いております。日曜日いかがお過ごしですか?

 今日は朝から習慣のオイルマッサージをしてから、朝練へ。ここまで曲数を抱えたことはいまだかつでないと思います。不安もいっぱいですが、それでも進むしかない。なにかこのぺースでこなしていくことで学ぶことがあるだろうと思って、割り切って練習しております。20曲近くあって、10曲が先週終わったので、あと半分。。やれやれ。。

 朝食時のミヒャエルさんとの会話で、毎日少しずつでもいいから、物事を進めるように自分で規律をもってやっているんだよ、というお話しに感銘を受けました。毎日少しでもいいから前進すると、気分もいいし、実際にいろいろなことを一遍にできるようになるとおっしゃってました。時間は有限です。うまく使いたいけど、まずは自分の行動や考え方を変えていくしかないですね!

 上海へいくための準備として、まずは都知事選に行ってまいりました。結構人がいらしてて、びっくりでした。

 今日は稽古場に三回いって猛練習、ご褒美に窯焼きピッツア!ミヒャエルさんがもってきてくださったチェコの白ワインで乾杯です! 

 

一夜明けて

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 昨日のピアノクリニックから、早24時間経ちました。

 まず、皆様からの感想とか、ご意見のメールが昨日あまりにも多く、一個一個お返ししていたら、真夜中になりました。「連弾」って面白いです。面白くさせてくれる相手とやると、急に自分もうまくなります。安心感とか、一体感とかなにか信じてもらえている感は、ヒトを格段に成長させてくれるんですね!

 「連弾」は、いーっせーのーせで合わせようとするんじゃないんです。

 共通のビジョンをもって、そこのちょうど中心を目指していくような、そんな感じです。

 相手のミスも自分のミス。その逆もしかり。

 だって、音楽はひとつですから。

 四つの手、だけど頭はひとつ。

 ミヒャエルさんとの一体感は、音楽の中で広がっていく感じで、いつも楽しいです。楽しいイコール楽らくです。身体的にも精神的にもです。

 今日は、一日出先でした。

 東京を一周して、千疋屋パーラーでカレーの中にはいっているマンゴーの美味しさにびっくり。

 赤羽までお見送りして、人の多さにびっくり。そして初湘南新宿ラインにのって、野口体操へ。

 昨日今日の過密スケジュールで、肩甲骨が一枚板みたいになって、滑らかさがなくなっていたのが、ただ手を置いてもらうだけで、とっても回るようになって、そこからは楽になってきました。

 そしてなぜか、ミヒャエルさんと地元の盆踊り大会に参加。

 盆おどりで我を忘れて炭坑節を踊るのも、笑いが自然とこみあげて、いいことでした!

 ミヒャエルさんの踊りもなかなかでしたよ!

 無事に、松濤タカギクラヴィアでのピアノクリニック、連弾レクチャーコンサート、懇親会、とたて続けてに終わりました。

 やはり印象深かったのは、三人の若手バリバリ演奏家さんたちが、一時間のセッションのあと、より生き生きと、自分らしくピアノを弾いてくれたこと。この企画をつくって本当によかったな~と思う瞬間です。本当にありがとうございます!そして、北村さん大野さんのすっごい助言が、本当に音楽家を一瞬にして変えてしまう。それがまた、聴講の耳にも最終的には心地よく響くようになるんですね。音ってリアルで面白い。つまり、演奏家とピアノの身体が密接につながれるほど、空間とリスナーと音楽にも一体感のひろがりが出るんです。

 ピアノ連弾コンサートでは、少しだけですが、連弾をするときの身体はどうなっているのか、を説明させていただきました。ピアノという楽器の可能性をフルに生かす「連弾」という芸術ジャンルの楽しさを感じ取っていただければうれしいです!

 懇親会では皆様といろいろなお話しができて、リラックスしたひと時。高校生の受講者さんのいっていた、「自然に即した感覚」で、昔の作曲家は書いていた。いいですね~とっても鋭い感性です。そして、自分の一番身近にある自然はご自分の「身体」です!大自然から分けられた、「自分」をこれからも、大事に大事に見守って、温かく接してあげてください!

 大野さんの絶妙なトロリほぐしも随所にみられ、音楽家の身体を守るエンジェルと化していました!

 ご興味ある方、また次回の開催に参加されたい方、今から募集します!

 今日は本当にありがとうございました!

 今日も盛りだくさんの日でした。

 少しの時間での自分のルーティンに戻れると、身体にスイッチが入ります。

 13時から、空音舎さんで、明日のリハーサル。途中から建築家でチェリストの田中さんとCD製作に携わっていただく渋谷さんが聴いていてくださり、いろいろ面白いことがわかりました!とてもありがたいリハーサルでした!

 そのあと、東銀座に向かいまして、8月19日のコンサートの宣伝、大好きなダージリンのお店、そしてささっとタクシーにのり、新丸ビルへ。50名近くのフェイスブックでのお友達と濃い音楽時間を過ごし、そのあとは、八重洲口でラーメン!幸せでした!

 明日、ピアノクリニックは、松濤のタカギクラヴィアさんで、≪16時スタート≫です・どうぞ、お間違いのないよう、よろしくお願いいたします!

コンサートは同じ会場で、20時より。少しばかり「連弾をするピアニストの身体」について、語らせていただきます。

21時より、懇親会も同カフェで行います!

 楽しい一日でありますように!そして、皆様の笑顔とほっこりする時間が迎えられますように!

 

 

 今日は比較的落ち着いて息できました。

 練習が思うようにできると、ホッとします。

 すきまをみつけて、ピアノといることがとても大事です。

 

 さてさて、今週金曜日のオーガナイズも佳境に入っております。

 チラシがお手元にわたっているかたもいらっしゃるかもしれませんが、値段とスケジュールの変更をいたします。大変申し訳ありませんが、ご了承ください!

 16:00から、リスト「オーベルマンの谷」

 17:30よりベートーヴェン「ピアノソナタ変ホ長調 作品27-1」

 18:30よりベートーヴェン「ピアノソナタニ長調 作品10-3」になります。

 聴講されたい方のプライスを変更いたします。

 一コマ、2,000円、全聴講(3コマ)を5,000円にさせていただきます。当日の受付で対応いたしますのでよろしくお願い申し上げます!

 明日も冒険が始まります。

 空音舎さんでのイベントを立てましたが、定員に満たないため、ミヒャエルさんとの公開リハーサルを行います。13時より、15時までの予定です。

 その後もCD製作のお話しと、オフ会に参加するため、東京駅へ向かいます!

 今日は少し涼しいのでゆっくり寝られるかな?

 

 

 今日は、十年来の友達に3人会いました!立て続けに。

 一人はベルギー人、夢であった日本に初来日。作曲家で声楽家だけど、インターネットの世界に魅せられ、あっという間にビジネスマン。また素晴らしいご縁で、私が普段なかなか会えない方たちのミーティングにご一緒でき、幸せでした。

 その後、CD製作の打ち合わせで、これまた、自分が知らないことだらけ。

 日々勉強ですね。

 いろいろまず、WHYを持つこと、体当たりで訊いてみることがとっても大切ですね。やっぱりいいものをつくりたいですから。今できる最大限のことを。

 そして、洗足の後輩でチューリッヒの先輩、ハーグの同級生で、バーゼル生活の先輩、のお二人がはしゃぐので、こんな時間になってます笑

 地元のリラックスできる場所で、笑いの絶えない時間。

 そういうときって本当に幸せです。なにも恐れることなく、前向きになれますから。

 7月22日のピアノクリニックはおかげさまで、三名の素晴らしいピアニストさんたちに集まっていただきました。

 時間は、16時からの枠、17時半からの枠、18時半からの枠になります。

 聴講のかたも必ず、ご連絡・ご予約ください!info@megumitanno.net

 コンサートは20時からで、また若干の余裕がありますので、今からもご予約承ります!

 暑い夏を音楽で乗り切ります!

 

 昨夜のストリングスクリニック第一弾から、なかなか興奮が冷めません笑 

 みなさんそれぞれにとっても最初の印象、音、身体から、30分も過ぎると別人?に見事に生まれ変わっていらっしゃったのですが、私が7時間のセッションの中で大事にしたのは以下の二点です。

 作曲家のサイン(楽譜)に忠実であること

 その人の今にとって難しいと一見見えても、あきらめないでエナジーを送り続けること

 つまり、信じること、です。

 ビジョンさえ失わなければ、到達します。

 無理だよ~と思われていたことも、ご自分で決めてしまっただけであり、身体はビジョン通りになるものです。

 ビジョンがかなりある(たとえばその作品がすごい好きとか)のに、自分でなにか不安を作って、抱えることが多いです。(私自身にも言ってます) 

 そこに「恐れ」があると、身体がカチカチになり、ビジョンはあるのに、抵抗を感じるようになります。それが音にも、身体にも表れ、身体にはしかもそれがコリとして蓄積しちゃいます。

 いかに普段の練習で、「自分を安心させて」で練習しているか。自分でどこまでその作曲家の作品の身体にもぐりこんでいっているのか。

 プロアマ問いません。プロのほうが、もっとがちがちに固まってしまうかもしれませんね。いろいろなことがジャッジされる厳しい世界ですから。でも、まずは、自分で自分をジャッジしないでください。すべてはそこから始まります!

 なにかが緩んでいく素晴らしい瞬間に立ち会えて、そこにうま~く導いてくださる仲間に巡り合えて、私は幸せです。

 次は、7月21日水曜日、空音舎さんで、ミヒャエルさんと公開ピアノレッスンをします。

 お問合せは

 info@megumitanno.net

 までお気軽にどうぞ!

 

 蒸し暑く、息苦しい日が続きますね!

 今日は第一回ストリングスクリニックが無事に終了いたしました!

 素晴らしい受講聴講の方に囲まれて、たくさんのアイデアを身体で体験していただき、ご自身の、まだ知られざるすっっごい可能性を実感されたかと思います。

 それがまた次にお会いしたときに、どのように輝いていくのか、今からとても楽しみです。

 皆様それぞれに濃いキャラで、音楽もとても個性的!あっという間の7時間でした!

 ありがとうございました!

 次の空音舎さんでイベントは≪公開ピアノレッスン7月21日≫です!明日、ミヒャエルツァルカさんが来日されますよ!

 お問合せはinfo@megumitanno.net

 お気軽にご連絡ください!

 

 今日は都庁を見上げながら、東京はどうなっていくのでしょう!とこのもわっとした空気のなか、これからのこと、いろいろ感じながら野口体操に向かいました!ひさびさの倒立ではみなさんに触れていただき、ふわ~と気持ちよかったです。

 さて、明日は、ストリングスクリニックの第一回目です!

 どんな感じになるのか、今からわくわくです。なにも先入観をもたず、まっさらな気持ちでひとつひとつ、お一人お一人、一瞬一瞬対峙していきたいと思います!

 7月22日、ピアノクリニック第二弾の締め切りを、7月15日とチラシに掲載させていただいておりますが、延長して、明日7月17日までにいたしました。ご興味あるかた、ぜひ、お問合せください。

 なお、聴講も受け付けますが、当日の前に、時間割のことなどお伝えしたいので、ご予約のご連絡いただけるとうれしいです!info@megumitanno.net

 また、来週中に7月22日の時間割についてはまた詳細発表いたします!

 音楽を心から愛する方々にお会いできるのを楽しみに、またお互いにいいエナジーに包まれますように祈りながら、今日はゆっくりしたいと思います!

 

 今日は、朝から、頭が重く、、雨のせいかなんなのか、でも今、蟹の入った贅沢おかゆを中村料理店でいただきました、早くも復活です! 

 7月17日のストリングスクリニックの曲目のご案内です!
 

 聴講はまだまだ募集しております!

レッスン1 13:00- ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタ 第3楽章)
レッスン2 14:00- プニャーニ:ラルゴ・エスプレシーボ
レッスン3 15:00- マスネ:タイスの瞑想曲
レッスン4 16:30- ベートーヴェン:スプリングソナタ4楽章
レッスン5 17:30- フォーレ:エレジー
レッスン6 18:30- ベートーヴェン:チェロソナタ3番1楽章

お問合せは「空音舎」さんか、もしくはinfo@megumitanno.net までよろしくお願いします!

 今日は朝から、「センサリーアウェアネス」シャーロット・セルバー著を読んでから、出動。この本、今度のクリニックでお世話になります、大野さんからのプレゼント!さすが、センスがぴか一です☆

 いつどんなときも、「つながり」を感じながら生きていければ最高ですね!

 明日はストリングスの曲目の総仕上げ、どんな感じで迎えられるか、楽しみです!

 

 

 なんのこっちゃなタイトルにしてしまいました。

 今日は昨日の夜中に本を二冊ガブリついて朝はのそのそ起きだして、さっそく練習へ。

 ここ最近なんか凝り固まってたり、弾いた後なんだか疲れが抜けなかったりの原因がしっかりわかりました。

 しかもこのストリングスクリニックとかピアノクリニックの直前になるなんて、自分の人体がすべての実験場所です笑 

 そしてふと、管楽器の通訳を務めていたときに、言われたある言葉

 「楽器は死んでいるんだよ。だから息を吹き込むんだ、生き生きとさせるのがこちら(演奏者)の役目」

なんて言葉を15年ぶりに思い出しました。

 そこでまたリンクしたのが、最近読んだおもしろ対談 「僕が飼っていた牛はどこへ行った」藤田一照さんと長沼敬憲さんとの対話の中で、スピリット、インスパイア、インスピレーション、の語源についてのお話しです。

 すべては、「息を吹き込む」こと、「息を吹き込んだから、命が宿って、動き出した」ということが、ものすごく今の自分にはしっくりきました。ピアノを弾くこと、楽器をひくこと、音楽すること、にも共通ですね!

 昨日読んでた本の中にも、ピアノを打楽器として扱う、また、その音を「打つ」時、手前でなく、真下でなく、「前へ」」意識するだけで、音の方向性が変わります。結構真下で最近構えていたかもね~と自分に対して感じました。

 また前腕に関しても、ほんのちょっとした角度、手首の位置、肘の感じを素直に、なんなく構えるには、やっぱり足腰がしっかりしていること。座り方と支点を見直し、身体はまるで、座禅のときのように、下から、一つづづ積み上げて最後に頭を乗せていく。。。 

 と、やっぱり俄然楽でした!弾くのが楽だと、もっともっと楽しい!もっとやる気もでてきます!

 そして、その後、

 空音舎さんで、7月17日のストリングスの打ち合わせ!

 元気な渚さんにあえて、うれしい!

 そして皆様期待とわくわくで練習してくださっているようで、こちらも胸が熱くなりました!

 フェイスブックで「ストリングスクリニック」と検索すると、演奏曲目、曲順出てきます。

 明日、こちらでも発表します!

 

美しい所作を求めて

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 今日は朝から、蒸し暑い!

 蒸し暑さのせいかわからないのですが、起きたら、右足がおかしい。動きがにぶく、重い。ペダルで力んだのか?それとも長時間のフライトで、揺れるたんびにテトリスに集中し、乱気流の中を無理やり、やり過ごしたから?

 とりあえず朝練を終えて、横浜へ。もう数年いってて、一人勉強が続く、中医学の道。Aji気功整体スクールの補講へ。

 今日は先生のお姉さまに登場していただき、実践。これがまた、まったく覚えていない。三か月前の記憶はあいまいで、手つきもおぼつかない!でも先生とたわいもない話をして脳がゆるんでくると、手がひとりでに動いてゆく。

 授業後、いつものように、音楽のお話しへ。

 人間のそもそも持っている可動域のお話し。

 人間工学を駆使した、ラリーやサーキットの車のシートの話。

 私は最近、少し無理をしていたかも、いや無茶してたかもと素直に納得。

 無理をすると当然故障する。

 おかしいと思った動きを減らすか、やめるしかない。

 一番自分の身体にとって動きやすい位置を探っていく。

 最低限で最高のパフォーマンスにつながる省エネな動きってなんだろう。

 負荷がかかっている動きは無駄でしかない。

 ピアノを弾く美しい所作の探求はまだまだまだまだ続きます。

 今日はそんなわけで書斎?(いえいえただの本棚)に積んだままの本二冊、

 ピアニストの筋肉と奏法 マリナ・フェレイラ著

 ピアノ演奏の基礎 チェルニー著

 を枕元に置いて寝よう。

 明日また、希望が持てる練習をできることが、私にとっては最高の幸せなんです.

 

 

 

 やっと帰国し、時差ボケも治って参りました。

今回の修行では、まずイタリア・ローマから入り、カラヴァッジョの絵画に圧倒され、フランツ・リストの面影を探しに修道院に体当たりして参りました。どれも貴重な、魂を潤してくれる素敵な時間でした。

 オランダでもミヒャエル・ツァルカさんと1860年のピアノを弾いて参りまして、ヒストリカルの楽器はやっぱりおもしろい!オランダのクラシック専門ラジオチャンネル、ラジオ4にも取り上げられて、嬉しい思いでした。

 スイスでは熊本支援コンサートを、チャーミングなコンサートサロンBAUART BASELで行い、多くのお客様とバッハの深淵なる世界を旅することができました。またコンサートの収益の一部を、昨日7月11日付で甚大な被害のあった益城町へ送らせていただきました。

 どれもこれも、音楽家の私、人間の私を深めてくれる、気づきの多い時間だったと今になって思います。

 東京には先週から来ていますが、帰ってきてから今週までは、本当に本当に充実した時間でした。

 松村卓さんの「骨ストレッチ」藤田一照さんとの対話、骨ストレッチの実践、カツ!をいれていただきまして、時差ボケから覚める思いでした! 

 そのあと、恵比寿のおしゃれなオープンバーで、今度ピアノクリニックでお世話になる、北村さん大野さんと、打ち合わせをしながら、話は「人生」そのもののお話しになり、これもまた頼もしいお二人に、このピアノクリニックを育てていただき、感謝の気持ちでした。

 久しぶりの末広町ラレンツァ、銀座グスタヴィーノ、ほっぺが落ちてしまう瞬間を素敵な人生の先輩方と味わえたのも、素晴らしかったです。

 そしてCD録音のための会場を神楽坂に下見、おいしいたい焼きを頬張り、久々に野口体操にも復帰できました。その後ハーグの後輩マキさんの演奏会、若い大胆なパワーをうらやましく、またほほえましく聴いて参りました。

 東京音大の先生をやっている芸大の同級生とも久々に語らい、そのあと、洗足でミュージカル科の先生をしている洗足の後輩そしてチューリヒ生活の先輩にも会えまして、即興演奏も聞き、学生さんのパワーにも圧倒されました。テクストを読む、読み込む、自分が発した声の世界に生きる、なんだかぐいぐい底が見えない世界に引き込まれていった時間でした。

 そして、今週よりやっと集中練習を開始しております。

 ピアノクリニックの宣伝をしている中で、気になる点があるので、少し書こうと思ったら、前置きが長くなってしまいました笑

 お問い合わせの中で、「レッスンを受け」「講師の皆様」というフレーズをきくと、少し違和感があるので、ご説明したいとおもいます^_^

 このピアノクリニックで行われる、お一人60分弱のセッションは、「レッスン」というよりも、「旅」なのかもしれません。私たち四人は「講師」よりも、その旅にお供する。。。うーん、なんだろう?と考えていると、これは桃太郎のお話し、つまり、私たちは、桃太郎の旅をそれぞれの得意分野でサポートする家来にあたるのではないかと。。なので、「レッスンみたいだ」と思っていらっしゃる方、安心して、受講なさってください。今までの弾き方を変えたり、否定したりするような場所ではありません。ただご自身が一番気持ちよく音が出せる瞬間を身体で感じる時間だと思っていただければと思います。それを感じることができれば、あとはそれをよりどころにご自身でよい方向へ変わっていけるはずです。今の自分にすでにあるものを大事にする感覚が、結局のところ、「自己肯定力」につながっていくのではと考えています。

 受講者ピアニストさんをサポートし、一緒に旅をしていく中で、身体の奥底に固まっているものを意識したり、音楽的な気づきがその凝り自体をほぐすことになるような、思ってもみなかったことに遭遇するかもしれません!!このワクワクに、ご一緒してくださる方(受講者・聴講者とも)お待ちしております。

曲を全部仕上げる必要はありません。楽章の一部でも構いません。あなただけの音を聴かせてください。もちろん暗譜も問いません。

17:30 東京音大生
18:30 ハーグ王立音楽院生

20時よりミニコンサートです^_^

🌟あと3枠受講者受け付けます。
曲目は追って掲載いたします。🌟
 

聴講・受講とも必ずお問合せの上お出かけくださいませ。


お問い合わせは
info@megumitanno.net
まで、よろしくお願い申し上げます。