フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

January 2011Archives

ちょこっと復習

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 はてさて、ちゃんと、毎日書くぞ!と気張ったのだから、がんばって書きます!

 昨年度の年末から10月のツアーまでをすこし思い出してみようと思います。
 

 12月26日、すみだトリフォニーホールで行われたフォルテピアノ製作の第一人者ポール・マクナルティーさんと、ピアニストのヴィヴィアナ・ソフロニツキーさんのすばらしい公演を聴きに行きました!フォルテピアノ関連の催しもので、こんなにたくさんのお客さまをみたことがありません!レクチャーでも300人、コンサートも1000人はいたのではないでしょうか?とにかく、大盛況でした!日本でのフォルテピアノを使った演奏が今後さらに発展すること間違いなし!演奏も、ヴィヴィアナさん特有の音色、特に「グラーフ・モデル」を使ったときの高音の煌きは、彼女だけに許された技巧という感じでした!
 お二人ともとてもキサクで、あたたかい独特の雰囲気があります。2003年に一度、チェコのお宅までお邪魔させてもらい、工房でピアノを弾かせていただいただけでなく、小さな丘に連れて行ってもらい、木に登ってさくらんぼをとった記憶なんかもあって、懐かしくなりました。
 

 実は帰国前にももう一度お会いし、一緒にラーメンを食べたりしました。(外国人の方にはほんとラーメンウケがいい!)こうやって、海外でお会いできた方々が日本に来てくださるということは、なんという幸せなことでしょう!こういう素敵な出会いを一生大切にしたいなと思う毎日です。

 ちなみに、2月9日コンサートは、ポールさんの楽器使います!今から楽しみです!

 

 いやはや、4ヶ月ぶりのブログ。パスワードさえうまく入力できず。。今日からちゃんと書きます!

 思えば9月7日横浜みなとみらいでの演奏会のあと、すぐヨーロッパへ。「テンポ・ルバート」として随分いろいろな演奏会がありました。最初は音楽の殿堂「コンセルトへボウ」での録音やらラジオやら、そのあとは12回のコンサートを東へ西へ、オランダ全域を駆け回り、合間にはイギリスで、18世紀のお城へ泊り込みで研究、そして11月からは休みなしのオペラ「フィガロの結婚」。コレペティと本番4回。そして雪にまみれて飛行機は飛ばず。。プライベートでもいろいろあり、あっという間に2011年!でも、やっと、少しずつ自分らしさを取り戻し、今年はゆっくりと落ち着いた一歩一歩を、自分の積み重ねてきているものを、少しでも皆様と味わいつくせるよう、気持ちも新たにがんばります!

 そして日本一本目はアコールヴィブレ主催の「ランチタイムコンサート」!今からとても楽しみです!

 曲目は大好きなベートーヴェンで勝負します。「ロンドハ長調」「7つのバガテル作品33」「悲愴」です。どれも昔から弾いてきた曲ではありますが、年齢を重ねるとともにそれぞれにもつ意味合いを自分なりにやっと解釈できるようになって、日々小さな発見に小躍りしております。
 また、コンサートのチケットには美味しいフランス料理ランチがついていますので、ぜひ、ご一緒に味わっていただければと思います!

 お問い合わせは03-5284-7234 もしくはメールaccordvibrer@gmail.com

http://accordvibrer.sakura.ne.jp/ticket.html をご覧くださいませ!

住所は東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター「天空劇場」(実は2007年日本で初めてフォルテピアノの演奏をした初々しい思い出の残る会場です)

 まる3年経って、自分でもどういうふうに楽しめるようになったのか、今からワクワクしております!

 今年もよろしくお願い申し上げます!