フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

April 2009Archives

明治大学

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 昨日に引き続きショスタコーヴィチの「二人でお茶を」がぐるぐると頭の中をめぐりながら、超モダンな明治大学へ到着。ああ、ここがうちのおじいちゃんが山形から出てきて、ここにきてたのか。。と不思議な気持ちになったり。それと、なんで私はショスタコが好きなんだろうと思って、考えた末に、「ピアノ」という楽器は一度弾いたら音が減衰するけど、他の楽器は膨らませることができる。それを本当にいいところにちりばめていくショスタコ。中でも弦楽器や、木管の音は、オーケストラ・パートをピアノで弾く時にはなんとなく真似て(真似るように努力して)音色をだせるけど、金管楽器になるともう次元が違う気がする。だから、私は金管楽器を、「自分にないもの」としてこよなく愛するんだと思う。聴いていて神々しく、そしてまた艶やかに豹変するすばらしい楽器たち。そしてそれを自分のイディオムとして完璧に昇華させたショスタコ。
   
 やっと目の前で茂木先生を見ることができた感動。それも最初っから衝撃的な感じではなく、じわじわと先生のお持ちになる特有のワールドに引き込まれてしまう感じの、穏やかな、かつ生き生きとした波動が心地よく響いていく感じ。タイトルは「哲学と脳科学の対話」というもの。科学の限界を問題提起として取り上げ、「人間の問題」をもはや「確率」では表せないことを力説され、「ごく当たり前だとおもってきていること」に対して、いかに挑戦していくか、「意識」の問題、「クオリア(感覚質)」という謎を解明していくこと、「これ以上エキサイティングなことはない!」と熱く熱く語っておられました。それはそれはあっという間の1時間半で、私の中の今向き合わなければいけない問題、それを解く鍵をたくさんいただきました。そしてやっぱり「熱く」語れる、好きな事をとことんやる、そういうものに人は自然とひきつけられ、パワーをもらうんだなと。今こそ、私たち個人個人が心に「熱く」思っていることを世界に発信していく「革命」を起こす時だと自覚しました。

音楽とともに生きる

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 人間の悲しみを受け入れる心の面積は限られているけど、音楽に触れる喜び、そこから湧き出る生への憧憬はきっとちょっとだけそれを上回っている。。。そう思いたいし、きっとずっとそう信じていく。。

 そんなことを思いながら、今日たまたま出会ったショスタコーヴィッチの音楽「ジャズ組曲」は素晴らしい。とっても素敵な夢に溢れた音楽。それが、ちゃんと、生まれたときから生は死へとむかっていて、出会ったときから別れが始まっているというものの上に成り立っているのがいい。ただ明るいとか楽しいだけじゃなく、ちゃんと底の部分を持っている音楽は、たとえそれが一瞬のことであっても、心をもう一度潤してくれる。人間のもつイマジネーションの世界は途方もなく深い。。。深い。。

 

晴耕雨読じゃない一日

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 土曜日の夜、いかがお過ごしですか?
雨の降りしきる東京の空を眺めつつ、なんとなくボーっとしてしまった一日でした。
今度の講演会にあたり、たくさん読みたいものがあるのに、、反省しています。
連日の長時間の移動が応えたのか、昼寝もたっぷりしてしまいました!
 昨日は巣鴨で、この業界のトップの方とお話させていただく機会に恵まれました。
私の考えていること、これからやっていきたいことを熱心に聞いてくださり、かつ的確なアドヴァイスをいただき、どういうふうに展開していったらいいのか、私なりにかなり見えてきました。本当に自分の音楽人生、これから!という感じです。
 素敵なミーティングのあと、また電車にのって帰途についたわけですが、東京はお花が多い!最近では街中でちょっとしたところに市民の方の温かいお心を感じさせる花壇とか多くって、そういうことがいかに人間の心に影響を与え、豊かにさせてくれるか、自然を愛でる気持ちってつくづく大事だなと思っている今日このごろです。

 

ピアノとの再会

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 はてさて、今日は八王子へ。我が愛しのフォルテピアノへ会ってきました!演奏会後は長時間の練習をしていないのにもかかわらず、指が強くなったかな?という印象を受けました。
 今朝、今度オランダで演奏する楽譜が届きました。一度弾いたことあるのに、時間が経つと随分違ってみえるもんだなあと、音楽の魔力を実感。またイギリスで行ったプログラムも練習したけど、「イギリス歌曲」が持つ、大切な人の写真でも見るかのような、あのキュっとした気分は、何度弾いても飽くことのない美しさだなあと、またひとり感激してました。めずらしくチャイコフスキーも練習したりして、充実した時間でした!オランダでのプログラムも決まって一安心!

講演会

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 今日は朝から母校洗足へ。昨日の疲れもなんのその、音楽に関係することはなんでもうれしい!当日のフォルテピアノ搬入をどうするか、優しい先生方と検討。そうこうしていると、12年以上前にお世話になった先生方が声をかけてくださって、そこに大学の時の同級生も登場し、一気に華やか!みんなそのまま変わらずがんばっていらっしゃることにまたまた感激!
  その後はヴィオラの(12歳から18歳まで弾いてました)先生のご自宅へお招き。多摩川の土手で必死に4ツ葉のクローバーを探し、こういう風に無になって、日常を忘れて、自然と戯れるというのはなんて贅沢かつ、人間に必要な営みなんでしょ!と思いつつ春の風に吹かれ、夕食。自分じゃまったくつくれないような、春爛漫のお料理たち。おいしくおいしく有難くいただいたのでした。
 5月8日、洗足で講演会を行います。お話したい内容は、自分の中で少しずつカタチになってきています。乞うご期待!(ちなみに写真は洗足学園音楽大学の花壇)

夢か現か

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    さてさて、今日は仕事が一段落つき、またまた音楽の世界へどっぷりと浸かる日々が始まるのでございます。
 私のもっとも尊敬する同世代の音楽家に思いを馳せると。。ホセッチュ氏はマイアミで、そしてピアニストのアントニオ氏はシチリア島で、またたくさんの人々を魅了する音楽を奏でている今日このごろ。二人ともとっても忙しいのに、ちゃんと連絡くれて有難いです。また9月に日本でいい演奏会できるよう、私もまたがんばらなくっちゃ!と思うのであります。
 アントニオ氏の今度のコンサートのタイトル「音楽の捧げもの」とテレビによく出演されている茂木健一郎氏の新書「音楽の捧げもの」、またまたシンクロニティーで、今読んでいるところです。本当に音楽が大好きな方の言葉には、おのずと不思議なパワーが宿っていて、読み進めるほどに、音楽の根源にあるものにスーッと誘われているような感覚に陥ります。「フォルテピアノ」という楽器に対して、どのようにお考えになっているのか、また「脳」はどのようにその音に反応するのか、ぜひ一度質問できたらいいのになあと、またまた勝手な想像を膨らませているのであります。
 昨日のブログ「人の輪」でご紹介した素敵な方々、今日はここに写真をアップしました!「フルムーン」という素敵な名前の、こだわりのビールを造っていらっしゃる方々とお友達の皆様です!私もぜひ近いうちに味わってみようとおもっております!詳しくはこちらです! http://www.fullmoonbeer.com

人の輪

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 今日はまたおもしろい出会いがあり、楽しい一時を過ごすことができました!昨日までまったく接点もない人たちに、今日いきなり人のつてで出会う、この一見何ともなさそうな、当たり前のことに、なぜかグッときます。それはきっと、うんと楽しい時間を過ごして、おいしいお酒が呑めたということによるのでしょうね!明日また写真をアップします!
 オランダでの演奏曲目もだいぶメドがついてきた感じです。今までの自分ではあまり想像できないような分野にチャレンジしたくなりました!今日は遅いのでまた明日!

夢がカタチになってゆく

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 さてさて、数日、このブログも続かず、さっそく失礼してしまいました。毎日続けることの難しさ。でも私よりもはるかに忙しい人たちが、しっかり毎日続けているのをみると、やっぱりちゃんとしないとなと反省。そして毎日このブログをチェックしてくれている人がいるという事実も、また心を動かされたのでした!
 今日は朝から、アメリカでお世話になった先生から、4ヶ月ぶりのメール。なんと、「うちの大学でリサイタル、将来的にしようね」とのこと。「なんで?」っていう気持ちがもちろん先だったけど、うれしくって、朝からはしゃいでました。2005年に一度お目にかかっただけなのに、「なんで、私に?」というのをじーっと考えてみると、たぶん、私は彼の演奏を聴いたその感想を、つたない英語でどうしても伝えたく、しかもその映像がものすごく鮮明だったために、言葉の壁を越えて、ちゃんと相手に伝わったのが、こういういい効果を生んだのかしらんと思っています。
 「あの人は、どーしているのかな」と思っていると、やっぱりちゃんとその人が現れたりして、人生の絶妙な計らいを、毎日楽しんでいるこのごろ。だから、問題はその思いの鮮明さとか、強さとか、そういうものが結局自分のアンテナをいろいろなところへめぐらしてく原動力になって、人と人とを結んでいく。夢というのも、その中でどんどんカタチになっていく。。人の想念ほど有難く、また摩訶不思議なものはないなと、そんなふうに今日は思ったのであります。

 最近は少し弾くことからはなれているので、(インテンシヴに過ごしたあとは、少し練習から離れます)せめてもと思い、ふらっといった図書館で見つけた、「ザ・モーツァルト・テラピー」CDを聴いて、午前中を過ごしました。ほとんどが聴いたことある曲なので、なにげなくふーんと聞き流してしまったのですが、今ころ解説を読んでみると、それじゃだめだということが判明。ヘッドフォンで、明かりを薄く暗くして、集中して聴かないといけないらしい。明日やってみよう!
 しかし、音楽療法の原点がかのピタゴラス先生にまで遡れるとは!知らないことばかりで驚きです。そして最近の研究では、モーツァルトの音楽が心身をリラックスさせる副交感神経に作用し、自律神経を整えて血行が改善されるというお話。「美」を意識すること、受け入れることと、「健康」がつながっているというのは、やはり「音楽」がいかに人間の生活に潤いを与えることができるのか、改めてその根本について考えさせられるのであります。

食について

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 桜の花びらも散ってしまって、緑がまぶしい一歩手前まで来ましたね!それはそれでなかなか気持ちのいい景色です。
 今日は通勤!途中、友人からもらった食事療法についての文章をプリントアウトして、一読。それによると、私の生き方、食事の仕方は、どうやら救いようのないくらいまずいということが判明。ん~だってお酒も好き、乳製品大好き、お肉大好きなんだもの。でも、やはり最近は自分の内面も外見も、それなりに気にはなっているので、すこし自分に実感が持てるまでは、ちょっとづつ切り替えてみようかな。。なんて。
 毎日、新しい人と、新しい出会いがあり、新鮮な春を満喫しております!音楽の方は、5月6月渡蘭の際のプログラムを練っています。これ!っていうのが閃かず、静かに時を待っている最中です。

 

雨の日の混乱

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 さてさて、今日は午後の待ち合わせに時間通りとおもって家をでたら、めずらしく(私の記憶ではたぶん初めて)ご近所の私鉄が停電!(そういえば「停電の夜に」という本もおもしろかった!)いやいや、そこで目にする、耳にする人間の様々な対応がすごい。かわいそうなくらいに罵倒を浴びせられる駅員さん。やり場のないストレスを他人へぶつける様。「おきてしまったこと」に対しての処世術を、冷静に、順序だてて考えたら、そうはならないかな?とも思いつつ。自分が例えば飛行機に乗らなくちゃいけない2時間前だったら同じような態度になってしまったのかしらん?と思いを馳せつつ。。。
 妹と呼びたいピアニストのAちゃんとの待ち合わせ、ギンザ・ヤマハでは、いつもの通り楽しい時間が過ぎていきます。楽譜に囲まれているときの幸せ。大学の先輩にも偶然に会えて、ラッキー!帰り道は、三徳堂のお茶をのみ、心身ともにリラックス!プーアル茶をたんまり購入!今日からまた続けます!

和菓子

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 今日は割合ゆっくりと過ごすことができました。近所のドトールへいって、オランダの大家さんへ手紙を書き、友人から借りた株トレードの本を少し読み進めると、どこかで聞いたフレーズがたくさん。天風先生だったり、稲盛氏の名著だったり、上を極めてしまった人たちが語ることには絶対的な共通点があるなと思いました。血の滲むような努力と、失敗をちゃんと認めて糧にしていく素直さ。常に自分は試されているという追い込み、そのテンションを楽しむこと、感謝すること、等々。際限のない世界、人と人が係わっていく世界は本当に深く、おもしろい。音楽というナマモノに接することも、日々刻々と変化して、あるときフッと、めちゃくちゃ感動したりする。。それがいまの私にとってショパンのマズルカ。ついに今までなんとなく避けてきたフランスものの音楽へ、自分なりの紆余曲折を経て、やっとつながったという感じです。来年度のプログラムへ向けて、すでに着実な手ごたえを感じています。そういう気持ちでいると、地元の図書館でパッと楽譜が入手できたりして、これでやっぱりいけるだろうというシンクロ二ティがあったりして。
 帰り道、やっぱり和菓子が食べたくなって寄り道。桜餅はもう終わって、すでに柏餅!自然の法則に逆らわず、季節と食べ物を四季と副わせていくという粋な計らいが、柏の葉のかほりとあいまって美味!
 今日の朝、Yuko Tanakaさんからお写真届きました。いつも素敵な写真を撮ってくださってありがとう!

黄金色

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 今日は「ちりんちりん」というかわいらしい鐘の音で目が覚めました。といってもヨーロッパの鐘ではなくって、我が愛すべき地元にすっかりおなじみの「焼き芋やさん」。急いで階段を下りて3本くらい買いました。親戚におすそわけも兼ねて。ポルトガル・リスボンでみかけた「焼き栗やさん」とか、オランダの「アイスやさん」とか、やっぱり屋台は最高にいい。なぜかとても温かい気持ちになるし、そこに集まる人もどこかしら同じにほひがするものです。
 そして、オレンジ色の夕日が街を染める頃、なにもかもがまぶしくキラキラしているころ、ずっと聴こうとおもっていたサンソン・フランソワの「ショパン・マズルカ」をやっと聴くことができました。
 いや、すばらしいなんてもんじゃない!彼が弾く「喜びの島」の心がスカっとするあの気高さもすごいけど、「マズルカ」に見る、絶妙なテンポのゆれ、音色。形式的にはとてもシンプルなのに、その中で自在に変化するショパン(やっとショパンという大作曲家の本心をみつけた気がする。。)、それを見事に「再現」しているのではなく、もうずっと昔からこういうふうに語りつがれているんだと、淡々と音楽をつむいでいくフランソワ。人生の悲哀を歌いきったメロディーと切実に訴えかけてくるリズム。。。しばらくハマる予感です。

 

やっぱりマタイな一日

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 昨日に引き続き、やっぱり朝からマタイ受難曲をきいていた。たぶんこの時期にオランダでずっと毎年のように聴いていたから、身体が欲するのでしょうね。そして昨日歌詞をちゃんとフォローしていなかった分、今日は全曲の歌詞をフォローして、自分なりに噛み砕いて理解しようとしていたら、一日終わっちゃったという感じです。でも全曲を通して聴くと、個々の美しさがさらに身にしみるし、いくつかの終止が長調で終わるのも、理論的にではなく、感覚的にわかるような感じがしました。
 そうこうしているうちに、私がエナジーを吸い取ってしまった、コンサートで頂いたお花たちがシュンとなってきたので、1時間をかけて、あれやこれやとやってみました。
 そして大切な方から大切な手紙をいただきました。わかりやすい私の、さらに裏の部分を見つけられてて、あちゃーと思う反面、そういう人が居てくれるという人生の偶然と必然が、頭のなかにめぐるあのテノールとオーボエのアリアIch will bei minem Jesu wachenのメロディーとあいまって、この曲に溢れる苦悩と甘美をさらに色濃くしてくれています。

 

マタイ受難曲で再会

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 今日も濃い一日でした!BCJの東京オペラシティ公演、チケットぎりぎり間に合って、素敵な夜を過ごしました。演奏会の前に、約10年ぶりに、大切な友人に会うことができて感無量!芸大のときの同級生にもばったりとお会いできて、お二人とも世界の第一線でご活躍!素直にうれしい自分がいました。
 その人の、もとから持っている雰囲気って、10年たっても全然かわらない。その変わらなさプラス、人生をちゃんと積み重ねてきたことがよく表れている瞳の感じ。友人って本当にいいな!
 今日の「マタイ受難曲」本当によかった!きちっとしたアーティキュレーションが会場の響きの中に溶けていって、言葉の響きが意味をもって音楽へと昇華していくあたり、ぞくっとしました。響きを常に意識した演奏、音の最後の方向まで計算されつくした演奏は深い深いバッハの境地を堪能させてくれました!この演奏会を10年ぶりの再会としてT.Oくんと聴けたのは、いろいろなことへの「回顧」と「復活」を予兆させます!

桜吹雪とともに

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  すばらしいお天気のなか、地元散策してきました!
朝イチでスペイン人チェリスト、ホセッチュくんを品川駅へお見送り。その後は少しボーっとしたくって、スタバへ。それでも睡眠3時間の頭があまりにもボーっとするのでうちへ帰宅。
  無事に横浜公演も終えて、桜吹雪とともに帰ってしまったホセ君。あまりにもインテンシヴな10日間なので、やはり少しさみしい気がします。しかも桜ってやっぱりどこか物悲しいので、余計にセンチメンタルな気分を演出してしまうような。。「一期一会」という日本の心を感じさせてくれる桜、あまりにも美しくはかないけれど、だからこそ「今」を、まっすぐ生きてみようという気持ちにさせてくれますね!
  
  横浜みなとみらいホール小ホールはやはり集中しやすいホールでした。それでいてお客様の反応もビンビンと伝わってきて、お客様がこちらの方、いや、演奏するものとお客様が出会うちょうど中間のあたりのゾーンで双方がぴったりとくっつく、あの瞬間がやっぱりとても好きだし、かけがえのない時空を生きているなと、今回はさらに感じました。
  たくさんの方から思いもよらないうれしい感想をたくさんいただきましたので、機会があるごとに紹介していけたらと思っております!
  次のみなとみらいでのコンサートは9月30日、イタリアの若き精鋭アントニオ・ピリコーネ氏と2回目のコンサートをおこないますので、よろしくお願い申しあげます!日本に居る間はなるべくブログを続けようと思っております!
  今回の2公演を温かく見守ってくださった方々、お客様、そして普段の私を支えてくださっている皆様、この場を借りてお礼を申しあげます。本当に有難うございました!

 

 

コンサート第一夜

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 皆様大変ご無沙汰しております!お元気ですか?
 私は先週の金曜日にオペラシティでコンサートをして、明日が第二夜なので、気合を入れなおしているところです!
 コンサート後、いろいろなご感想をいただき、とても心が温まりました。本当に人によっていろいろな感想があるのにはびっくりするし、また音楽の偉大さをさらに実感する期間でもあります!
 明日は横浜みなとみらいです。7時半から開演で、当日券もありますので、ぜひよろしくお願いします!
詳しくは「スケジュール」をご覧下さい!

 スペイン人チェリストのホセッチュくん、普段は天真爛漫なのに、チェロの音は迫力と色気たっぷりです。フォルテピアノとチェロで奏でる横浜の夜-桜吹雪とともにご堪能いただければ幸いです!

 4月3日のコンサート (近江楽堂)のレビューをご紹介します!

 「後半のアルブレヒツベルガーのフーガは本当によかった!フレーズが収まるところと、楽器の音が減衰するポイントとぴったり重なっていて、絶妙でした。フォルテピアノという楽器の特性をきちんと理解していて、よさを最大限に生かしていた演奏だったと思います。和声の変わり目も絵に描いたようによく見えて(聴こえて)、まるで宝石がひかるみたいにそれぞれの和声の特徴がキラキラしているように感じました。」