フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

ショパンへの道

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Utrecht 2012 no2_R.JPG 

 今日も遅くなりました。最近は夜からの作業、連絡が多く、夜更かしになってしまいますね。。どうりで口の周りにできものができるわけですよ。

 4月11日のチラシもすぐできるようになんとか最終案までもっていくことができたし、少しホッとしたのもつかの間、今度は6月と7月のコンサートの対応をしなければならず、まあ楽しいんだかなんなんだか。6月から7月にかけてはうまくいけば4公演、7月の終わりは3公演、うまくいけばいいなって思います。信じることがやっぱり大事です。 

 その合間にお友達からのうれしいニュースが入ったりして、信じて続ける人しかのぼっていくことができない世界なんだなと。だからアクションをどんな形であれとれる人たちのことは大好きですし、尊敬しています。

 そして今日は昨日よりも練習量を増やし、様子見しながら、「魔王」のテクニック、まあオクターブ連弾のテクニックを考えたりしていました。私はショパン弾きではないけれど、でも数曲とても好きな曲はあるんです。でも自分の中でそれを表現するにはあと、これと、これと、これをやらないと見えてこない。やっぱり圧倒的にドイツオーストリア系の音楽が自分の中にはすごくしみついていて、ベースになっているところがあるし、フランス語の言葉、東ヨーロッパのダンス、色調、リズム、そういうものに対峙するとき、たぶん、こうやっていると見えるんじゃなかろうか、と思っていることはあるわけです。で、焦りもなく、少しずつそこへいこうとはしています。まあ、自分の演奏会でとりあげて弾くのには、あと3年最低はかかるかな。とりあえず、いまはフンメルのエチュードを研究しているのと、エーゲルディンゲルの書籍をかなり楽しく読んでいます。でもそんなの読んで頭に入ってくるのは最近のこと。なにか変ったのかもしれないですね。具体的に何とは言えないんですが。。

 写真は去年のユトレヒト!1840年のオリジナルピアノ、フェリックス・グロスという楽器で、メンデルスゾーンの姉が絶賛したピアノのようです。そこでクララシューマン弾きました。そういうことも、私にとってはかなり大きな一歩です。

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