フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

死んでいる打楽器としてのピアノ?!

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 なんのこっちゃなタイトルにしてしまいました。

 今日は昨日の夜中に本を二冊ガブリついて朝はのそのそ起きだして、さっそく練習へ。

 ここ最近なんか凝り固まってたり、弾いた後なんだか疲れが抜けなかったりの原因がしっかりわかりました。

 しかもこのストリングスクリニックとかピアノクリニックの直前になるなんて、自分の人体がすべての実験場所です笑 

 そしてふと、管楽器の通訳を務めていたときに、言われたある言葉

 「楽器は死んでいるんだよ。だから息を吹き込むんだ、生き生きとさせるのがこちら(演奏者)の役目」

なんて言葉を15年ぶりに思い出しました。

 そこでまたリンクしたのが、最近読んだおもしろ対談 「僕が飼っていた牛はどこへ行った」藤田一照さんと長沼敬憲さんとの対話の中で、スピリット、インスパイア、インスピレーション、の語源についてのお話しです。

 すべては、「息を吹き込む」こと、「息を吹き込んだから、命が宿って、動き出した」ということが、ものすごく今の自分にはしっくりきました。ピアノを弾くこと、楽器をひくこと、音楽すること、にも共通ですね!

 昨日読んでた本の中にも、ピアノを打楽器として扱う、また、その音を「打つ」時、手前でなく、真下でなく、「前へ」」意識するだけで、音の方向性が変わります。結構真下で最近構えていたかもね~と自分に対して感じました。

 また前腕に関しても、ほんのちょっとした角度、手首の位置、肘の感じを素直に、なんなく構えるには、やっぱり足腰がしっかりしていること。座り方と支点を見直し、身体はまるで、座禅のときのように、下から、一つづづ積み上げて最後に頭を乗せていく。。。 

 と、やっぱり俄然楽でした!弾くのが楽だと、もっともっと楽しい!もっとやる気もでてきます!

 そして、その後、

 空音舎さんで、7月17日のストリングスの打ち合わせ!

 元気な渚さんにあえて、うれしい!

 そして皆様期待とわくわくで練習してくださっているようで、こちらも胸が熱くなりました!

 フェイスブックで「ストリングスクリニック」と検索すると、演奏曲目、曲順出てきます。

 明日、こちらでも発表します!

 

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