フォルテピアノ奏者 丹野めぐみ BLOG。東京芸術大学音楽学部楽理科卒業後、オランダ初めヨーロッパ各地にて研鑽を積み、同地にて活躍。現在オランダでもっとも権威ある「De Nederlandse Opera」のメンバーとして参加、また「Amsterdam Barok Opera」にて活動の場を広げるとともに、ヨーロッパを中心に、室内楽とドイツリートの分野で精力的な活動を行なっている。

妥協しないこと、信じること

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 昨夜のストリングスクリニック第一弾から、なかなか興奮が冷めません笑 

 みなさんそれぞれにとっても最初の印象、音、身体から、30分も過ぎると別人?に見事に生まれ変わっていらっしゃったのですが、私が7時間のセッションの中で大事にしたのは以下の二点です。

 作曲家のサイン(楽譜)に忠実であること

 その人の今にとって難しいと一見見えても、あきらめないでエナジーを送り続けること

 つまり、信じること、です。

 ビジョンさえ失わなければ、到達します。

 無理だよ~と思われていたことも、ご自分で決めてしまっただけであり、身体はビジョン通りになるものです。

 ビジョンがかなりある(たとえばその作品がすごい好きとか)のに、自分でなにか不安を作って、抱えることが多いです。(私自身にも言ってます) 

 そこに「恐れ」があると、身体がカチカチになり、ビジョンはあるのに、抵抗を感じるようになります。それが音にも、身体にも表れ、身体にはしかもそれがコリとして蓄積しちゃいます。

 いかに普段の練習で、「自分を安心させて」で練習しているか。自分でどこまでその作曲家の作品の身体にもぐりこんでいっているのか。

 プロアマ問いません。プロのほうが、もっとがちがちに固まってしまうかもしれませんね。いろいろなことがジャッジされる厳しい世界ですから。でも、まずは、自分で自分をジャッジしないでください。すべてはそこから始まります!

 なにかが緩んでいく素晴らしい瞬間に立ち会えて、そこにうま~く導いてくださる仲間に巡り合えて、私は幸せです。

 次は、7月21日水曜日、空音舎さんで、ミヒャエルさんと公開ピアノレッスンをします。

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 までお気軽にどうぞ!

 

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